画家 本間龍松 

 

「本間龍松 絵画&小説の世界」のトップページはこちらをクリック。

北日本海 ― 風土の厳しさを生きる人々に熱い思いを寄せる画家、本間龍松。
これまでに描いた作品を紹介します。

モチーフ1  はんこたんなの世界

 

 北日本海に生きる漁村の女たち。
 
 絣や紺木綿でつくられた布で顔を隠し、わずかに眼だけだしている、まるで覆面のような被り物、「はんこたんな」と呼ばれるものだ。
 
 「はんこ」は半分という意味、「たんな」とは「手綱」という字を当てる。厳しい自然条件と歴史を生きのびた女性たちへの熱い思い。  

 

一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ2   廃船・海

 

 
 船は、なぜ廃船に追いこまれるのか。
  
 「廃船」シリーズ 
  
 ― 朽ちゆくものに対して抱くノスタルジックを完膚までに拒否する、重苦しいほどのリアリティー。  



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ3   北日本海を生きる人

 

 
 北日本海に生きる人たちに寄せる熱い思い。

 たとえば、荒々しく波打つ海を背景にしたひとりの老婆の日焼けした皺よる顔と、何かを真剣に見つめる眼差しに、ひたむきに生きてきた

人生を語らせる。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ4  はんこたんな幻想


 
 砂浜に横たわり、座り、ひざまずく裸婦、うしろ姿などと実に多くのポーズを見せる。

 裸婦のポーズがもたらす肉体的量感、すこやかな肉体を誇る若い女性の裸婦に生命感を追求する。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ5   夕景(茜色)


 龍松は、今も悪夢でうなされる母と3人の弟達を悲惨な形で失った横浜大空襲のトラウマの影響で、これまで戦争を直接にイメージさせる絵を描くことはなかった。

 あるインタビューで、戦争体験者として絵に込めている思いはとの問いに、「夕景の茜色(あかねいろ)」と答えている。
 そして、平和の想いを、夕景の茜色に託すかのように、2000年代「はんこたんと夕景」、2010年前後からは「はんこたんな裸婦」のシリーズ化の背景に多く夕景を配した。

 一方で、夕景の茜色は、ミニ作品中心に夕景単独の風景画としても多く残した。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ   秋色


 秋を、秋色として描きました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ   山・里・木・渓流


  山・里・木・渓流を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ  海・川・運河・漁港・運河・山里(川)


  海・川・運河・漁港・運河・山里(川)を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ   花・植物


  花・植物を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ  静物


 静物画を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ  外国風景


 外国風景画を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ  裸婦


 裸婦画を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ  人物


 人物画を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ  動物


 動物画を集めました。



一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック


モチーフ特別編  スケッチ【顔】

 


 画学生のように体系だった勉強をしていない龍松にとって、実践が全てだった。

先ずは、スケッチを徹底した。サラリーマンを続けながらの絵描きは、時間が命だった。

休日は、下町の運河風景をスケッチに、平日は、通勤電車の中での人物デッサンに費やした。
 

一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック





モチーフ特別編  裸婦デッサン

 



 龍松は、1982年から町田美術研究所で裸婦デッサンを学んだ。

 数多くの裸婦デッサンを通じての、裸婦のポーズがもたらす肉体的量感表現を実験的な追求は、90年代の代表的なモチーフ、砂浜に横たわり、座り、ひざまづく裸婦、うしろ姿などと実に多くのポーズを見せる「はんこたんな裸婦」の本格的なシリーズへと結実する。

 裸婦デッサンの数は、850枚に及ぶ。  

一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック





モチーフ特別編 女性100人の顔

 



 龍松は、2003年(平成15年)、主体展会員に推挙された記念の個展にて、F0号の女性の顔、100枚を、縦1m80p、横1m40pの板に張り付けた作品を発表した。  


一覧画像へ 一覧画像はこちらをクリック













 

美術展入選絵画 

入選作品歴・入選作品名一覧
  1. 第6回主体美術展(1970年)「荒波と闘う」
  2. 第10回主体美術展(1974年)「土手の廃船」
  3. 第11回主体美術展(1975年)「原爆雲と死の廃船」
  4. 第12回主体美術展(1976年)「発展の犠牲」
  5. 第13回主体美術展(1977年)「200カイリ問題を考える」
  6.  
  7. 第14回主体美術展(1978年)「海辺の家」
  8. 第15回主体美術展(1979年)「病と闘う 父の死」
  9. 第16回主体美術展(1980年)「ふる里の道」
  10. 第17回主体美術展(1981年)「死んだ船」
  11.  
  12. 第19回主体美術展(1983年)「だいぼう網の船小屋にて」
  13. 第20回主体美術展(1984年)「漁夫婦」
  14. 第21回主体美術展(1985年)「漁夫」
  15. 第22回主体美術展(1986年)「漁婦」
  16. 第23回主体美術展(1987年)「漁婦たちと初鰹 」
  17. 第24回主体美術展(1988年)「時化の日」
  18. 第25回主体美術展(1989年)「ふるさとの老婆」
  19. 第26回主体美術展(1990年)「老婆」
  20. 第27回主体美術展(1991年)「光る路(朝)」
  21. 第27回主体美術展(1991年)「破船のある風景(動)」
  22. 第28回主体美術展(1992年)「破船のある風景 初雪」
  23. 第29回主体美術展(1993年)「破船のある風景」
  24. 第30回主体美術展(1994年)「破船のある風景 風吹く浜」
  25. 第31回主体美術展(1995年)「破船のある風景」
  26. 第32回主体美術展(1996年)「残雪の浜辺 」
  27. 第33回主体美術展(1997年)「北の浜辺 」
  28. 第34回主体美術展(1998年)「砂浜の詩」
  29. 第35回主体美術展(1999年)「日本海 北の浜」
  30. 第36回主体美術展(2000年)「日本海 北の茜雲 」
  31. 第37回主体美術展(2001年)「日本海 朝日凪」
  32. 第38回主体美術展(2002年)「茜雲」
  33. 第39回主体美術展(2003年)「日本海 東北の人」
  34. 第39回主体美術展(2003年)「日本海 夕日を見る」
  35. 第40回主体美術展(2004年)「はんこたんなのいる風景」
  36. 第41回主体美術展(2005年)「はんこたんなのいる夕景」
  37. 第42回主体美術展(2006年)「はんこたんなとバンドリのある夕景」
  38. 第43回主体美術展(2007年)「はんこたんなのいる漁村の夕景」
  39. 第44回主体美術展(2008年)「はんこたんなのいる夕景」
  40. 第45回主体美術展(2009年)「はんこたんなの居る夕景」
  41. 第46回主体美術展(2010年)「はんこたんな裸婦の夕景」
  42. 第47回主体美術展(2011年)「はんこたんなとはんこたんな裸婦の夕景」
  43. 第48回主体美術展(2012年)「はんこたんなと夕景」
  44. 第49回主体美術展(2013年)「ハンコタンナ裸婦と足跡の残る夕景」
  45. 第50回主体美術展(2014年)「砂丘とハンコタンナ裸婦」
  46. 第51回主体美術展(2015年)「足跡の残る砂丘とハンコタンナ裸婦」
  47. 第52回主体美術展(2016年)「夕景のはんこたんな裸婦」
  48. 第53回主体美術展(2017年)「はんこたんなの居る夕景」
  49. 第54回主体美術展(2018年)「朝焼けの出動」
  50. 第55回主体美術展(2019年)「はんこたんなの居る夕景」
  51. 第56回主体美術展(2021年)「佐渡風景」
  52. 第57回主体美術展(2022年)「はんこたんな裸婦 砂浜の詩 夕景」

このページのトップに戻る

[ホーム][画家紹介][モチーフ][入選作品歴][スライドショー]

[ダイジェスト版][ホンマ・アート・ギャラリー][画集]
inserted by FC2 system