北日本海 ― 風土の厳しさを生きる人々に熱い思いを寄せる画家、本間龍松。
これまでに描いた作品を紹介します。
北日本海に生きる漁村の女たち。
絣や紺木綿でつくられた布で顔を隠し、わずかに眼だけだしている、まるで覆面のような被り物、「はんこたんな」と呼ばれるものだ。
「はんこ」は半分という意味、「たんな」とは「手綱」という字を当てる。厳しい自然条件と歴史を生きのびた女性たちへの熱い思い。
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船は、なぜ廃船に追いこまれるのか。
「廃船」シリーズ
― 朽ちゆくものに対して抱くノスタルジックを完膚までに拒否する、重苦しいほどのリアリティー。
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北日本海に生きる人たちに寄せる熱い思い。
たとえば、荒々しく波打つ海を背景にしたひとりの老婆の日焼けした皺よる顔と、何かを真剣に見つめる眼差しに、ひたむきに生きてきた
人生を語らせる。
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砂浜に横たわり、座り、ひざまずく裸婦、うしろ姿などと実に多くのポーズを見せる。
裸婦のポーズがもたらす肉体的量感、すこやかな肉体を誇る若い女性の裸婦に生命感を追求する。
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龍松は、今も悪夢でうなされる母と3人の弟達を悲惨な形で失った横浜大空襲のトラウマの影響で、これまで戦争を直接にイメージさせる絵を描くことはなかった。
あるインタビューで、戦争体験者として絵に込めている思いはとの問いに、「夕景の茜色(あかねいろ)」と答えている。
そして、平和の想いを、夕景の茜色に託すかのように、2000年代「はんこたんと夕景」、2010年前後からは「はんこたんな裸婦」のシリーズ化の背景に多く夕景を配した。
一方で、夕景の茜色は、ミニ作品中心に夕景単独の風景画としても多く残した。
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秋を、秋色として描きました。
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山・里・木・渓流を集めました。
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海・川・運河・漁港・運河・山里(川)を集めました。
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花・植物を集めました。
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静物画を集めました。
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外国風景画を集めました。
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裸婦画を集めました。
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人物画を集めました。
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動物画を集めました。
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画学生のように体系だった勉強をしていない龍松にとって、実践が全てだった。
先ずは、スケッチを徹底した。サラリーマンを続けながらの絵描きは、時間が命だった。
休日は、下町の運河風景をスケッチに、平日は、通勤電車の中での人物デッサンに費やした。
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龍松は、1982年から町田美術研究所で裸婦デッサンを学んだ。
数多くの裸婦デッサンを通じての、裸婦のポーズがもたらす肉体的量感表現を実験的な追求は、90年代の代表的なモチーフ、砂浜に横たわり、座り、ひざまづく裸婦、うしろ姿などと実に多くのポーズを見せる「はんこたんな裸婦」の本格的なシリーズへと結実する。
裸婦デッサンの数は、850枚に及ぶ。
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龍松は、2003年(平成15年)、主体展会員に推挙された記念の個展にて、F0号の女性の顔、100枚を、縦1m80p、横1m40pの板に張り付けた作品を発表した。
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